古城の滝
射水神社東側にあり、内濠に流水しているこの滝は、明治の末期に京都の庭師広瀬万次郎が造ったと伝えられていますが、構築年・名称など詳しい記録はありません。現在ある滝は昭和54年ライオンズクラブの好意により原型を生かして復元し、「古城と滝」と命名したものです。この滝の水は、岩間からにじみ出る程度の水量となっており、朝陽の滝にくらべ非常に女性的な滝です。
枡形濠(外濠)と内濠、濠の水源
鍛冶丸から明丸へかけての枡形濠は最も深く5mもあります。特に水がきれいだったので「塵不溜(ちりたまらず)」と呼ばれてきました。枡形濠には「龍女と枡形濠」の伝説があります。高岡城の濠は3つに区別されています。枡形濠と内濠と水面差が2m、内濠と三の丸濠との差が1mで枡形濠が最も高く、各濠の水源が異なっています。水源は庄川扇状地の地下水であり年中枯れることなく一定の水位を保ってきました。